【キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン】 2002年アメリカ映画 驚くべき頭脳犯詐欺師の実話

AMERICAN
まず冒頭オープニングでルパン三世と銭形警部の追いかけごっこしているようなシルエットアニメーションに目を奪われた。
曲調も軽い足取りにぴったりでなんともスタイリッシュ。これだけでストーリーのあらすじになっている。
ネクサス・プロダクションのOlivier Kuntzelオリヴィエ・クンゼルとFlorence Deygasフロランス・デガの作品、大変オシャレです。
実在の元詐欺師フランク・W・アバグネイル・Jrの自叙伝小説スティーヴン・スピルバーグが監督。
16歳の少年のあまりに大胆不敵で巧妙な詐欺の手口、制服に騙され判断を狂わす社会に皮肉を込めたような様子をコメディタッチに表現。
犯罪であることを忘れるほどに楽しませてくれる。
フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)が主役であるが、フランクを追うFBI捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)の存在無くしては成立しないであろう痛快爽快ストーリー。
1960年代の挿入曲が、実に新鮮に感じる。
 《ネタバレも含みますので鑑賞前の方ご注意を》
ロータリークラブに所属する事業家の父の脱税容疑で家や家財を失い転校することになったフランク。
転校初日に、教師になりすまししばらく気づかれることもなくフランス語の授業を行ったことで自分のカリスマ性に気づいたようだ。
16歳の時に両親の離婚のショックから親元を離れた。自活と両親に復縁してもらいたい願望から偽装小切手詐欺から始まりパイロット、医者、弁護士と次々に職を変え身分を偽装して詐欺総額は400万ドルにも昇ったようだ
追いかけるFBI捜査官カールから逃げるシーンもなんとも大胆で愉快で印象的だ。
 
パイロットになる為学校の取材を装って制服やバッジや給料システムなど必要な内容を聞き出したりテレビで医者や弁護士の研究をする。
父親(クリストファー・ウォーケン)から学んだのネックレスを使って女性を口説いたり情報を得るために利用する。
弁護士の資格試験にも合格。カールがどんな手を使って合格したのか不思議に思っていたのも、最後に納得の回答。
カールの中にはフランクに対し犯人であっても息子を見る父親的感情が芽生えていた。
夫婦揃ったあたたかい家庭を夢見ていた孤独なフランクにも父を慕う思いに似た感情が芽生えていた。
逮捕され後もFBIの仕事を手伝うことを条件に出所させた。
にも関わらずまた逃げようとするフランク。追わないカール。
カールのセリフは、誰よりフランクを理解していた。
「なぜ戻るとわかる。」
「みろ君を追っている者はいないよ。」
そう、『Catch me if you can』(できるものなら捕まえてみろ)
 だが、追う者がなければ成立しないのだ。
フランク・W・アバグネイル・Jrの自伝小説自体も事実とは異なる疑惑があるらしいが、勿論それが偽証罪となることはない。
フランクは元々人の心に入り込むのが得意なカリスマ少年だったのだ。
売り込むことも、その為に面白おかしく着色することも長けているのだ。
そのほかの実在する詐欺師の映画》
 プリンセスカラブー』イギリスの身分詐称詐欺師 (感想アップしています。)
 『クヒオ大佐』邦画 外人パイロットになりすました結婚詐欺師 (感想アップしています。)
 『おとぼけ先生』(原題The Great Impostor) 1960年 アメリカ映画  
    IQ200の詐欺師にのフェルディナンド・ウォルド・デマラ・ジュニア、学力詐称で複数の職に就きニセ医者としては大成功も収めた。
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