【クヒオ大佐】 2009年日本映画 実話に基づく結婚詐欺師 

Documentary.実話
《背景には戦争あり》
現在のようにNETで何でも調べたり携帯電話やラインなどの通信手段がなかった時代。
湾岸戦争で日本は多国籍軍に対し 90億ドル の拠出(実際の事件はベトナム戦争)そして最前線の特殊部隊アメリカ軍パイロット。
女性が騙されやすかった時代背景があった
カメハメハ大王の子孫とエリザベス女王の親戚の母との間に生まれ、アメリカ空軍のパイロットの(レプリカ)服を身に付けた男、自称ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐(堺雅人)。
彼を信じて自分の店のお金までも貢いでしまった弁当屋婚約者のしのぶ(松雪泰子、博物館勤務の春 (満島ひかり)、ホステス美知子(中村優子)をターゲットにドラマは進む。
クヒオの嘘を最初から見抜いていたしのぶの弟役の新井浩文の突っ込みもこの映画を更に面白い内容にしている。
ファミレスで子供が父親に虐待されている姿が、厳粛な父のいる貧しい家庭に生まれたである自分とダブる。
少年は叶わぬパイロットになる夢を、偽装することで実現したと錯覚した。
生い立ちや育った環境に原因があったことも臭わせている。
景色が美しく、ストーリーはコミカルに作られていてくつろいで鑑賞できる。
詐欺師の言い訳
クヒオは逮捕時に「騙したんじゃない、相手が望むことをしてやっただけだ」と言った。
女性は、頭の片隅で胡散臭いと思いながらも「自分は特別な人に選ばれた」というプライドが湧くのかもしれない。
クヒオは優越感を与えてたつもりだったのか。
《実物のクヒオ》
1968年頃にベトナム脱走兵に化けた前科があったらしい。
この年代のベトナムの首相が『グエン・カオ・キ』だったことか、何かの日にち『9・1・0』に引っ掛けたような偽名『ク・ヒ・オ』
英語力が足りず脱走兵援助組織の面接にも落ちたようだ。
それで以降結婚詐欺師に転向したのか。
結婚詐欺逮捕暦は7回あったようだが1984年にニュースやワイドショーでかなり派手に取り上げられて何度も見聞きした。
公開されていた背の低い6頭身ぐらいのパイロット姿のモノクロ写真は服を着こなすというより、服に着せられた貧弱男という印象でとても外国人には見えなかったのだが、自分もターゲットになりうる年齢かと思うとより興味をそそった。
逮捕の数年前に結婚して妻子供があったことや妻が逮捕を聞いた時にクヒオが外国人だと思い込んでいたというのも衝撃だった。
婚姻届も偽装したのだろうか、子供戸籍はあったのだろうか、疑問もあった。
すでに出所されているだろう実在●木●宏さんはきっと観ているだろうこの映画に何を感じたのだろうか。
コミカルな映画ではあったがクヒオに騙され大金を失った被害女性が大勢いたことも忘れてはならない現実。
刑期を終え罪を償っても被害者のお金と時間は戻らないのだから。
2018年今現在進行中の詐欺師主役の海外ドラマ、実話ではありませんが、
『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』と『スニーキー・ピート 』まだ結末がわからないので要チェック![amazonjs asin=”B00IS020PW” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”クヒオ大佐<廉価版> DVD”]

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