【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】1971年 アメリカ映画  年下男子に恋したら、年齢差60歳、、

AMERICAN
出会った場所は見ず知らずの他人の葬式
狂言自殺が趣味で仕掛けても全く動じない母との歪んだ愛情で繋がっている豪邸住まいの少年ハロルド。
ナチ収容所に収容された過去を持つ自由奔放に生きる老女モード。
社会に馴染めない似た者同士の19歳のハロルドと79歳のモードの恋が幕を開ける。
 《年上の女性
大きく歳の離れたカップルでまず思い浮かぶのは「レニ・リーフェンシュタール」(写真家女優、100歳にして40歳年下の助手と結婚、71歳でスキューバーダイビングの免許取得)私がリスペクトする女性。
年下の男性を魅了し続ける女性に共通しているところは強さだろうか。
年齢を個性ととらえるような思考、凛として物事に動じず自分のスタイルを崩さない。飾らない美しさが輝いている。
バイクを運転しパワフルに動き回るモード。個性的な髪型とファッション、趣味に囲まれたモードのトレーラーハウスの中はあまりの美しさに目を奪われそのコマが焼き付いて脳裏から離れないほど、、、
何気無い会話のなかで決して押し付けがましくなくハロルドに生き方を伝授し、最期まで自分の意思を貫き通す。
タイトルに『少年は虹を渡る』と続くのは、モードとの出会いによって殻を破り外に踏み出した少年の未来の扉は開かれたように受け取れた。
その後の彼の生き方を想像せずにはいられない。
1988年、作品完成から9年後、若くして他界した脚本家コリン・ヒギンズと追うように同年他界したハルアシュビー監督。
そのはかなさがより一層、作品の価値を高めている気がする。
 
同じくハルアシュビー監督の『チャンス』も私の選んだ不朽の名作。
余談・この映画を知ったきっかけは確か『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』の中でセリーヌ(ジェリーデルピー)の永遠に続きそうなおしゃべりの中で触れた映画だったからだと記憶してます。
見知らぬ葬式に参列する趣味は、この映画では変わり者のふたりを強調し表現していますが、江國香織著書の『清水夫婦』に登場する葬式参列趣味の清水夫婦は明るく常識もあり考え方は変わっているが社会にも馴染んであまり異常な感じを受けませんでした。

表現の仕方で変わり者と見られるか、マニアックな趣味の持ち主と捉えられるか印象が違ってくるのでしょうか。

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